The natural alternative to cane sugar from Finland

業務用のご案内一般用のご案内フルーツシュガー(果糖)とはfマガジン
文献・その他文献・その他
9月・10月はスポーツの秋 残暑が続く中のスポーツや「運動会」では要注意!!〜果糖(フラクトース)を効果的に使いましょう〜
Tommi Vasankari
講師、医学博士、博士
生理学教室
トゥルク大学
トゥルク、フィンランド
2002年3月17日 トゥルク

果糖と体重コントロール
工業先進国では肥満の有病率が増加しており、幾つかの重篤な合併症(例えば、虚血性心疾患、高血圧症、成人発症型糖尿病)が発症している。従って、肥満は、積極的に取組むべき健康問題の一つとなっている。体重の減少、体重の維持には、食事のバランスを取ることが極めて重要な役割を果たしている。以下に述べるように、果糖は、他の食品に較べて体重コントロールの点で幾つかの特長を持っている:
− 果糖はグリセミックインデックスが低い
− 果糖は熱発生作用が高い
− 果糖は甘味度が高い
グリセミックインデックス
グリセミックインデックスは日本語では食後血糖上昇指数と訳されており、文献には次のように述べられている: 「同一被験者にそれぞれ炭水化物50 gに対応する量の試験食ならびに同量の炭水化物に対応する標準食を摂取させた後の増加血中グルコース反応曲線下面積を測定し、標準食摂取後の面積に対する試験食摂取後の面積の百分率をグリセミックインデックスとする」。果糖ではこのグリセミックインデックスが小さいということは、果糖は、ブドウ糖および他の糖類と同程度に血清グルコースを上昇させることはなく、従って、インスリンの分泌もそれだけ少なくて済むということを意味している。グリセミックインデックスが大きい食品との比較において、グリセミックインデックスが小さい食品は幾つかの長所を持っている。グリセミックインデックスが小さいということは、血清グルコースおよびインスリンの上昇の程度が少ないということを意味し、その結果、食後低血糖および飢餓空腹感をもたらすことがない。このように、グリセミックインデックスが小さい食品(例えば果糖のような)は、血中グルコースレベルの安定維持(高度な上昇および低下をもたらさない)ならびに適度な体重維持に有用である。 最近になって、少量の果糖は、触媒様の作用を呈することによってブドウ糖摂取後の血糖上昇反応を低下させるということが認められるようになった(Mooreら、2000年)。この研究の結論として、健常成人に少量の果糖を投与すると、ブドウ糖経口負荷後の血糖上昇反応に改善が見られた。この際の重要な所見として、果糖の効果は耐糖能が極めて不全な健常被験者で最も高くなると思われる結果が得られた(Mooreら、2000年)。
熱発生作用
食品摂取後には、食事誘発性熱発生または食品の熱効果と呼ばれるエネルギー消費の増大が発現する。ブドウ糖の異性体である果糖は、インスリン分泌促進の点でブドウ糖よりは作用が弱い。さらに、果糖異化の主作用点は、食後のグルコース代謝の主作用点である骨格筋ではなくて肝臓であるものと考えられる。従って、果糖の熱発生能には興味がもたれ、1980年代後半以降に、このテーマに関しての研究が幾つか行われている。これらの幾つかの研究では、正常なエネルギーバランス食事に関し、果糖に対する熱発生反応(食事含有エネルギーに対する百分率として表現)は、ブドウ糖に対する熱発生反応よりも大きいことが示された。 それぞれ痩せ型婦人10名および肥満婦人13名を対象として果糖含有食事の安静時エネルギー消費に及ぼす影響が検討された研究(Schwarzら、1992年)では、20%蛋白質、33%脂肪ならびに炭水化物源(47%)として75 gのブドウ糖もしくは75 gの果糖から成る混合食いずれかの摂取の30分前および6時間後に間接熱量測定が行われた(Schwarzら、1992年)。食事含有エネルギーに対する百分率として表現した場合、果糖食に対する熱発生反応(10.2%)は、ブドウ糖食に対する反応(8.4%)に比して有意(p<0.01)に大きいという結果であった。痩せ型婦人および肥満婦人をそれぞれ別個に解析しても、明らかに差があることが認められた(Schwarzら、1992年)。さらに、累積エネルギー放出量は、ブドウ糖食摂取時に比して果糖食摂取時での方が有意に多かった(6時間あたりでそれぞれ40.9 gに対して51.1 g、p<0.01)。Schwarzらの結論は、「肥満、インスリン抵抗性もしくはそのいずれかを有する人達の食事中炭水化物源の一部として果糖を利用することは有用である(熱発生および炭水化物酸化の点で優れている)と考えられる」ということであった(Schwarzら、1992年)。
蔗糖と果糖との甘味度の比較
果糖は、他の糖類よりも甘味度が高いと言われている。Fontvieilleら(1989年)は、健常被験者33名、インスリン依存型糖尿病患者17名および非インスリン依存型糖尿病患者12名を対象とし、2ないし3回の試験期にわたって蔗糖に対する果糖の相対甘味度の検討を行なった。本研究においては、相対甘味度の試験には異なる温度および異なる溶液が使用された。蔗糖との比較において、果糖の相対甘味度は条件によって同等であったり、強かったり、また、弱かったりしたが、温飲料に較べて冷飲料では常に果糖の方が甘味が強いように思われた。同様に、糖尿病患者は、蔗糖に比して果糖の方が僅かではあるが有意に甘味度が強いとの反応を示したが、本研究の著者らの結論では、この程度の僅かな差が臨床的に意味があるかどうかは疑わしいとされている(Fontvieilleら、1989年)。この研究で得られた所見は、1943年から1977年にかけて行なわれた初期の幾つかの研究(Fontvieilleら、1989年、論文の引用文献参照)結果と一致している。この研究の結果によると、酸性度が増すと果糖の甘味度も強くなることも報告されている。従って、本研究の著者らの結論では、「代替甘味料の経済性を考えると、今回の研究データは、甘味度が蔗糖に較べて強くなるという果糖の特長は冷やして飲み、また、僅かに酸味のある飲料製品で最も良く発揮されることを示唆している」と述べられている。従って、このように果糖の相対甘味度が強いという性質は、体重コントロールの目的には明らかに有用である。
結論:体重コントロールに対する果糖の効果
食事の一部に果糖を加えることは、体重コントロールの目的で有用である。果糖は血清グルコースおよびインスリン値にはほとんど変化を与えず(グリセミックインデックスが小さい)、また、飢餓空腹感を抑制する。さらに、幾つかの研究で実証されているように、食事含有エネルギーに対する百分率として表現された熱発生反応は、ブドウ糖に対してよりも果糖に対する方が大きいことが示されている。すなわち、他の糖類含有食事に比して、果糖含有食事摂取後の方がエネルギー消費が大きくなる。また、果糖を冷やして飲み、また、僅かに酸味のある飲料製品に使用すると、その甘味度は蔗糖よりも強くなる。従って、果糖は体重コントロールの目的に有用であるものと考えられる。
このページの先頭へ
文献・その他
果糖(フラクトース)を効果的に使いましょう
果糖と健康
お店紹介
よくあるご質問
プレゼント